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光厳天皇（こうごんてんのう、1313年－1364年）は、鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて在位した日本の天皇で、北朝の初代天皇です。後伏見天皇の皇子で、持明院統に属します。
光厳天皇の時代は、日本の天皇制が南朝と北朝分裂する南北朝時代の幕開けでした。
元弘の乱（1331年）で後醍醐天皇（大覚寺統）が鎌倉幕府により廃され、持明院統の尊成親王が光厳天皇として擁立されました。
1333年、後醍醐天皇が隠岐から帰還し鎌倉幕府を倒したことで建武の新政が始まる。光厳天皇は退位させられ、後醍醐天皇が再び即位（南朝の正統）しました。
このときから天皇が2人存在する「南北朝時代」が始まりました。光厳天皇は形式上の上皇として京都に留まりましたが、後に足利尊氏が北朝を再建し、北朝の天皇系譜が続いていきます。
晩年は出家して仏道に入り、「光厳院」と号しました。南朝の攻勢により一時幽閉されるなど、波乱の生涯でした。 |
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